人気のない種目と苦手種目の克服が筋トレの効果を促進させる。
筋トレは苦しく己との闘いのはずが、いつの間にか楽な方や楽しい方へと逃げてしまい、好きな種目や効果が実感出来る種目ばかり行ってはいませんか。
もちろんそれはそれで良いのですが、あと一歩自分を成長させるためにも停滞させないためにも、人気がない種目や自分の苦手な種目を取り入れていくべきではないでしょうか。
当ブログでは一貫して、筋トレは継続が大切=楽しいと感じる必要がある。
と言ってきましたが、楽しい=苦手な種目を行わなくても良いという事では決してありません。
嫌いな種目や苦手と感じる種目もコツコツと取り組み克服していく努力もまた必要だという事です。
私自身、過去に何度も種目の見直しをしてきましたが、嫌いなものはいくつもありました。
ただ嫌いだったはずの種目が大好きになったというのも数多くあります。
いまだに苦手な種目も沢山ありますが・・・
今回はご自身のトレーニングを振り返り、種目にバラつきがないかなどチェックするきっかけとなればと思います。
人気のない種目こそ取りいれよう。
ジムの中で人気のある種目とそうでない種目・・・結構ありますよね。
人気のない種目といえば・・・何でしょうか?
個人差があり一概には言えないものですが、例えばゴールドジムでいえば、ハンマーワイドのベンチプレスマシンは人気があっても隣にあるワイドではないナローのハンマーベンチはワイドのタイプに比べやりにくいため為か、いつも空いています。
他にもロープマシンやチンニング、スクワット、バックプレス、デッドリフト、Tバーローイングなど色々あると思いますが、中でもどうでしょうか?
例えば、
バーベルやマシンに比べ人気がないものといえば、ダンベルではないですか?
ダンベル・・・でのプレスやフライなど重量が重くなるにつれ避けてしまってはいませんか?
ダンベル種目.....行っていますか?
初心者の内は、まだ軽いダンベルしか扱えないので、フォームの乱れは気にせずできていた人も、重量が重くなるにつれ扱いが難しくなり遠ざけてはいませんか?
初心者の方や上級者の方は多く取り扱っている印象ですが、トレーニングを始めて2年目くらいの中級者と呼ばれる方・・・ダンベル種目どうでしょうか。
私がまさにそうだったのですが、ダンベルを避けてしまっていた時期がありました。
ダンベルは、重量が増えてくると肘や手首への負担が増え、より正しいフォームの習得が必要となるなど高度な技術が要求され、重量の伸びもバーベルに比べると時間が掛かるのでつい避けていました。
ただこれは、良く考えるとダンベルに限らずバーベルでもマシンでも同じことがいえます。
何の種目であっても重量が増えれば、ケガのリスクが高まりますから、ダンベルだけを避ける理由にはならないと思います。
また、ダンベルの種目は握力も消耗してしまう為、遠ざけられる傾向が高くなる様な気がしています。
身体のシンメトリーにダンベル種目は必要不可欠
よく初心者の方でバーベルが水平を保てず利き腕の方が下がってしまうという方本当に多く見かけます。
重量が重すぎるのか疲れているのかは不明ですが、これを繰り返してばかりいると、筋力の弱い方のトレーニング負荷は筋力が強い方のサポートを受けてしまっている状態ですので、早めにダンベルや片側づつ負荷が入るハンマーマシンなどで左右のバランスを整えるトレーニングを取りいれていく必要があるといえるでしょう。
特に背中の種目の多くは両腕で行うものが多いので、片手で行えるダンベルワンハンドロウなどは省かず毎回しっかりと行うべきです。
ダンベル種目は可動域も広く効かせやすいので、苦手意識は捨てて克服させていくのが良いでしょう。
そして、その際には筋力の弱い方に重量やレップスを合わせるのが重要です。
苦手な種目の克服方法
あなた自身苦手な種目は何でしょうか。
まず書きだしてみましょう。
私であれば、スクワット、ランジ、ナローグリップベンチプレス、ダンベルロウ、チンニング、ダンベルフライ、デッドリフト、腹筋ローラーと沢山ありますね。
まだあるかも・・・。
その苦手な原因は何でしょうか。
ケガによるものなのか、単にキツイという理由なのか、正しいフォームが分からないのか、効果が実感しずらいのか。といった理由があると思います。
ケガによるものであれば、まずは痛めている箇所の完治が優先ですので、当然行うべきではありませんが・・・
単にキツイから、効果が実感出ないという理由であれば改善の余地があるという事ですから、まずはフォームをしっかりトレーナーや上級者の方指導を仰ぎ、ごく軽い重量からチャレンジしていくと良いでしょう。
苦手種目の克服方法としては
・苦手種目を把握する
・苦手と感じる原因を考える
・とりあえず軽い重量から始める
・自分にあった正しいフォームをトレーナーに教わる
といったことになります。
苦手種目こそ筋トレの効果を実感しやすい
苦手だと感じている種目でもコツコツと取り組んでいるうちに、必ずコツを掴めるようになります。
例えば10kg×8レップスしかできなかった種目でも1か月後には15kg×12レップス出来る様になるなど、短期間で重量もレップス数も飛躍的に伸ばす事ができ、筋力も筋持久力UPしやすく効果を実感しやすいものです。
一方で得意な種目の伸びは頭打ちになりやすいものですが、苦手な種目が伸びる事により、得意な種目への好影響も必ずあるはずですので、繰り返しになりますがコツコツ取り組んでいくべきでしょう。
鈴木雅PERFECT BOOKより
いまや私の一番のお気に入りの一冊となっている本書より
キツいことをいかにベーシックに、長く続けるかが重要です。
それが一番つらくて、なおかつ効果があると思っています。
人気のある見栄えがする種目などは、実は強度の低いもの。
ならば、それよりもしっかりとしたフォームでフルスクワットを、たくさん行ったほうがいいのではないか。
本当に良い本ですから、トレーニングに行き詰まりを感じている方には読んでほしいと思います。
最後に。苦手な種目や人気のない種目こそ積極的に
苦手な種目を克服し成長を感じるのも筋トレの楽しさを感じる大きな要因となりますので、積極的に取り入れていきましょう。
くれぐれも、苦手な種目と痛みを感じてしまい出来ないのは違いますから決して無理はしないようにしてください。
スクワットをすると膝が痛い、ベンチプレスを行うと肩が痛くなるなどの場合には、フォームが悪いという事もありますし、重量設定が重すぎるなどの原因もあります。
そういった場合には一旦その種目は見送りケガの回復を待つべきです。
人それぞれ腕や足が長いなど骨格や体型に合わせたフォームがありますので、トレーナーや上級者の方に相談してアドバイスを受けましょう。
それでは、また。頑張っていきましょう。