「とろろ昆布」のダイエット効果と健康効果
ここ3か月ほどただ身体に良さそうだと思い、何も調べず「とろろ昆布」を毎食、みそ汁や麺類など食べる時に必ず一掴み入れています。
汁物がない場合にもごはんや豆腐など、味が合う物に振りかけて食べています。
特にうどんやそば、たまに食べるカップラーメンなどには生たまご以上に欠かせないちょい足しアイテムへ昇格していて家に1袋、会社のお昼用に1袋、外食用に1袋と常備品となり週に一度はとろろ昆布を購入しています。
果たして「とろろ昆布」は健康に良いのか。ダイエットに効果的なのか?などまとめていきます。
とろろ昆布とは
酢につけたマコンブやリシンコンブを幾層にも固め断面を糸状に削ったもの。
昆布の表面を薄く削るおぼろ昆布とは製作方法が異なりその厚みは0.01mm〜と昆布そのものの細胞よりも細かくなるということで、通常の昆布を食べるよりも体内での栄養分などの溶出性に優れていて、うまみ成分も抽出されるといわれています。
とろろ昆布の健康効果
昆布は「喜ぶ」に通じる縁起物なのはよく知られています。
これは単なる語呂合わせではなく、栄養学的に見ても身体のために大変良い食材なのです。
とろろ昆布には
脂肪を吸収する効果と糖分の吸収を緩やかにして免疫力を高めてくれる働きを持つ
アルギン酸(水溶性食物繊維)とフコイダン(粘性多糖類)
塩分を体外へ排出させる働きがあるカリウム、
骨の健康に欠かせないマグネシウムとビタミンK
などが豊富に含まれていて高い健康効果が期待できます。
とろろ昆布のダイエット効果
調べてみると過去にテレビ番組で特集が組まれていたり、多くの女性タレントがとろろ昆布でダイエットに取り組んで成功しています。
また、高い栄養成分を豊富に含んでいるとろろ昆布は脂肪を体内に貯め込みにくくする効果がある事がマウスの実験で明らかになっています。
普通の餌に比べて高脂肪食を与えたマウスでは体重が大きく増加しました。
これに対して粗く砕いた昆布を与えたマウスでは、高脂肪食による体重の増加が抑えられました。
さらに昆布を薄く削ったとろろ昆布の状態で与えると、体重は普通の餌を食べているマウスの体重により近い数値に抑えられました。
このマウスのお腹の脂肪の量を調べたところ、とろろ昆布を食べることによって、お腹の脂肪もつきにくくなっていることが分かったのです。
引用:昆布の栄養機能研究会
とろろ昆布に含まれているアルギン酸という水溶性食物繊維とフコイダンという多糖類による効果で
コレステロールや中性脂肪の数値改善、
血糖値の低下、
肝機能障害の改善、
高血圧の予防、
血糖値の上昇抑制作用、
便秘解消、動脈硬化
など多くの健康効果が期待でき
水分で膨張もする為、食べ過ぎ防止にも効果があるとされています。
ここまで、健康やダイエット効果が期待できるとろろ昆布を食べない理由はないではないでしょうか。
ただ、何事も加減が大切という事で注意も必要です。
とろろ昆布は食べ過ぎに注意が必要
高いダイエット効果が期待できるとろろ昆布ですが、食べ過ぎには注意が必要といわれています。
とろろ昆布に含まれるヨードの取り過ぎによる甲状腺機能低下症に注意が必要といわれていて、甲状腺機能低下症になると抜け毛や肥満、むくみ、便秘になるなどの症状を発症してしまうという事ですので、過剰摂取や連日の摂りすぎには注意が必要です。
とろろ昆布の摂取目安は1日10g。
ひじきやわかめ、魚介類にも微量ですがヨードがふくまれているので、味噌や納豆などヨウ素中毒症を防ぐ働きがあるといわれる大豆食品とバランス良く摂る様心掛けていくと良いといわれていますので、味噌汁に入れるのが理にかなっています。
まとめ
美味しくて、高い栄養価とダイエット効果も認めれているとろろ昆布ですが、食べ過ぎに注意が必要とは意外でした。
私自身とろろ昆布は一日5g〜10g程度と少ない為かダイエット効果は正直まだ実感していませんが、便秘になる事はまずありませんし、とろろ昆布を入れる事で塩分の取り過ぎは防げているのではないかと思っています。
また毎年、実施している健康診断で血中の中性脂肪値が高いと指摘されていますので、次回数値の改善がされているようであれば、とろろ昆布による効果といえるのではないかと楽しみにしています。
また1月に検査がありますので追記いたします。
オススメのとろろ昆布
アルギン酸やフコイダンが通常のとろろ昆布の約2倍含まれているといわれる
がごめとろろ昆布がオススメです。
函館近港でしか取れない為貴重で値段も高く近所スーパーには置いていないのですが、どうせ摂るのなら栄養価が高い方が効果的ですので、取り寄せたいところですね。
それでは、また。がんばっていきましょう。