「デブ菌」腸内フローラを改善して、ヤセ体質を目指そう!
若い頃に比べて「何をやっても痩せなくなくなってきた、リバウンドしてしまう」と感じているのであれば注意が必要です。
そんなときは
まず、腸内細菌を整えることをオススメします。
不規則な食生活や生活習慣、あるいは過剰なダイエットが原因で腸内では「太りやすく痩せにくい」体に導く「デブ菌」といわれる菌が太りやすい体質を作っているという事が最新の研究でわかっています。
( 画像転載:https://www.pakutaso.com/20140925248post-4540.html)
「すべては腸内細菌で決まる!」という本を読みました!
今、話題の「腸内フローラ」についてもっと詳しく知りたいと思い手にしましたが、
腸内細菌には、デブ菌とヤセ菌があるという事で、興味深く読みました。
所々、専門用語が並び、次々と出る情報がいまいち分かりにくかったのですが、ここで少し分かりやすく紹介したいと思います。
「すべては腸内細菌で決まる」本の内容
肥満を解消し健康を保つには「デブ菌」よりも「ヤセ菌」が活発になる腸内細菌を作りましょうという内容です。
著者は医学博士の藤田絋一郎さんで他にも腸内細菌関連で多くの著書があります。
ダイエットばかりでなく、健康管理にも役立つ一冊となっています。
そこで、今回は「ヤセ菌」と「デブ菌」についてまとめます。
肥満を解消し健康を保つには、「デブ菌」よりも「ヤセ菌」が優勢な腸内フローラを形成することで「痩せやすい体」「健康体」になれることも明らかになってきています。
引用:「すべては腸内細菌で決まる!」著者 藤田絋一郎
デブ菌とは
腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌が有名ですが、その両者の中立的立場の日和見菌(ひよりみきん)があるといわれています。
中でも一番多い菌が日和見菌で、日和見菌の中にはフィルミクテス門(デブ菌)とバクテロイデス門(ヤセ菌)という菌があり、フィルミクテス門が多いと太りやすく、バクテロイデス門の菌を多く持っている人は痩せやすいという事が分かっています。
分かりやすくいいますと、デブ菌は悪玉菌の基になり、食事で摂った栄養を体の外に排出すべきもの(脂肪・毒素など)も貯めこんでしまうという恐ろしい性質を持ちなるべく脂肪として体に貯えようとする働きがあり肥満や体調不良の原因になったりします。
ただ、デブ菌にも食べ物を分解してエネルギーや栄養に変える働きも持っている為、ヤセ菌とのバランスが大切になります。
デブ菌を増やす主な原因
・肉など脂肪の多い高カロリーの食事
・食物繊維の少ない食事
・サラダ油、ラード、などの飽和脂肪酸(室温で固まる油)とマーガリン
・時間の経過した揚げ物、スナック菓子
・慢性的なストレス過多
・運動不足
・人工甘味料、食品添加物(特に人工的な乳化剤)
・病気の治療に使われる抗菌剤や抗生物質
・食事の間隔が短い(常に何か食べ物を口にしている)
とあります。
よくダイエットに取り組む際に、気を付けたい項目ばかりで、デブ菌といわれる由来となっているのでしょう。
腸が脳に食べろと命令している?
腸内では「ヤセ菌」VS「デブ菌」の対決が行われており、デブ菌の味方となる肉や脂肪や糖分などを取り入れるべく脳に命令しているのでは?という説もあります。
体に悪いと分かっていても、食べたくなり食べてしまう原因は腸内で「デブ菌」が優勢になっているのかもしれません。
「ヤセ菌」が優勢になれば甘い誘惑も減るのではないでしょうか?
では、「ヤセ菌」を活発にし増やすためにはどうしたら良いのでしょうか?
ヤセ菌を増やす方法
・水溶性食物繊維
(干しシイタケ、大麦、切り干し大根、納豆、ニンニクなど)
・不飽和脂肪酸の油の摂取
(ココナッツオイル、魚油EPA、DHA、オリーブ油、ごま油、アボガド、アーモンドなど)
・空腹になってからの食事
・梅干しなどの酸性の食べ物の摂取
・発酵食品の摂取
(味噌、納豆、キムチ、ぬか漬け、鰹節、醤油、みりん、甘酒など)
・朝食を必ず食べる(乳酸菌や発酵食品などバランス良く)
・便秘を防ぐ意味で適度な水分補給
・早期のストレス解消と適度な運動
・よく噛んでゆっくり食べる
これも全部、ダイエットでは常識という事ばかりですね。
(発酵食品にはこちらがおすすめ)
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特に乳酸菌とビフィズス菌とオリゴ糖が大切
乳酸菌はヨーグルトばかりではなく、キムチや味噌にも含まれています。
乳酸菌は胃酸に弱く食後に摂取する事が大切ですが、胃酸によって死んだ乳酸菌から仲間の乳酸菌を応援する因子というものが出ているので無駄にならない事も分かっています。
オリゴ糖は悪玉菌にも食べらず、ビフィズス菌を増やす働きがあります、出来れば人工的な物ではなく、自然の食品から摂りたいのですが、オリゴ糖を含む食品としては、牛乳、玉ねぎ、アスパラガス、ゴボウ、はちみつ、味噌、大豆、たけのこ、など、またヨーグルトに砂糖を加えて発酵させたものに含まれている。
オリゴ糖は「ヤセ菌」の強い味方ということです。
まとめ
いくら肉を食べても太らない人、食事・スポーツなど肥満対策をやっていても思ったような効果がない人・・、その違いは腸内細菌にあると「すべては腸内細菌で決まる!」
の中で繰り返し記されています。
日ごろ、ダイエットに取り組んでも効果が無い人にとっては聞き飽きた事かも知れませんが、一度脂肪と闘うという概念を変えて、腸内の細菌を活性化させるという方向にシフトチェンジしてみてはいかがでしょうか?
体に良い物を食べ、よく眠り、体にとって不自然で負担となる事を極力避けて行く事です。
善玉菌が好むものを選び、悪玉菌を減らす事
腸内細菌が良くなるように取り組んでいく事でいつの間にか健康になり、すっきりと痩せている事でしょう。