速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!書評レビュー
筋肉の種類は大きく分けて2つに分類されます。
ジョギング等の有酸素運動によく使われる「遅筋」と
瞬発力や大きな力を発揮する時に用いられる「速筋」です。
「速筋」はウエイトトレーニング等で鍛える事により繊維が太くなります。一方「遅筋」は大きくなる事はないといわれています。
遅筋は運動の開始直後から働き最大35%程度までの力が必要な時に使われるといわれています。
ボディビル的トレーニングを行ってバルクUPを目指している私は遅筋よりも速筋を鍛える必要があります。
という事で、
[速トレ「速い筋トレ」なら最速でやせる!]という本を買いました。
筋肉を大きくするには速筋を刺激する事が大切であり、速筋を鍛えるには?という視点で探している時に、速筋について分かりやすく書いてありましたので購入しました。
著者は比嘉一雄さん(数々の著書があり、CALADA LAB.代表のトレーナー)
本書の内容
速トレとは、筋肉を速く動かす筋トレ。
1日5分週2回のトレーニングでボディメークするというもので、食事術についても詳しく述べられています。
速トレの基本的な考え方や食事メニューは、分かりやすく参考になります。
6人の2ヶ月間に渡る体験記が記載されていて、高い効果が実証されていますので、本書を読みながら速トレを試してみるのもいいと思いました。
本書の目次
第1章 これが宝刀の真実!やせるメカニズムを知っていますか?
第2章 速攻最短!筋トレで理想のカラダを手に入れる
第3章 速トレが効果を発揮する理由
第4章 筋肉を増やす!速トレ・プログラム
第5章 食べる技術で体脂肪を落とす
第6章 2ヶ月の速トレ体験 データが効果を実証!
第1章の痩せるメカニズムについては、ごく一般的な内容ですので、読み飛ばしてもいいと思います。
ただ、筋トレダイエットをしたいけど、ジムに行く時間がないという方におすすめしたい内容になっています。
速筋が動員される5つのシュチュエーション
・重い物を持つ
・ゆっくり動かし続ける
・伸張性収縮(ネガティブ動作時の緊張)
・反射(アクシデント時にとっさに身体が反応する防衛本能です)
・速く動かす
速筋って速く重い物を動かせばいいと思っていましたが、いわゆるスロトレでも効果があると述べられています。
なぜ速く動かすと筋肉が太くなるのか
速く動かすという事は、瞬間的に加重されている重さや自体重トレーニングの場合体重以上に大きな負荷が筋肉や腱にかかる事により、通常のスピードに比べ筋肉が刺激や損傷を大きく受けるというわけです。
また損傷された筋肉は修復を得て、より強い刺激に耐えられるよう太くなります。
糖質をまったく摂らないとらないのは間違い
糖質をカットするという事は、脂肪と同時に筋肉への栄養も抑える事になるのです。筋肉も細胞なのです。
糖質がカットされれば、筋肉を収縮させ成長させるエネルギーも不足する結果になってしまうのです。
と近年ダイエットの常識になっている「糖質制限」についても警鐘をならしています。
全日本ボディビル5連覇中の鈴木雅選手も減量中であっても白米は欠かさないそうですが。
私の経験からいわせてもらうと、糖質制限は確かにダイエットには有効で、体重もするすると落ちます。がしかし食事を戻した瞬間の反動も大きい事も事実です。
短期的に制限したり、極端な取り入れは逆に太りやすい体質作りをしていると思った方が良いので、糖質制限はほどほどに調整程度に取り入れましょう。
まとめ
ダイエットではなくボディメイク
やせるメカニズム、リバウンド、筋トレの有効性など丁寧に解説されており
これから、取り組む方にはとても分かりやすくまとめられています。
単に体重を落とす事ではなく、自身が理想とする体型へとボディメイクするための考え方にについては共感できました。
自宅でトレーニングできる内容ですので、1日5分試してみてはいかがでしょうか?
私は、日々のトレーニングメニューに速筋を意識したセットを組み入れていこうと思いました。
「筋トレは、速くやると効率的だった!」
絶対にやせる筋トレ、それが速トレ。方法は簡単、筋トレを速くやるだけです。
週2回が最大の効果を生み出し、1回につき5分でOK。
とにかく効率を重視しているので、忙しくてジムに通えない人、
飲み会ばかりという人にオススメのダイエット法です。
速トレ 「速い筋トレ」なら最速でやせる! (Ikeda sports library)
- 作者: 比嘉一雄
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2015/05/15
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